NIKKY

yuko-kat
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Shadowy
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今日はふと思い立ち、高尾山に登ってみる。
午前中は愛猫ChouChouのオペ。




出発が午後一だったので、二時半ころ上りはじめる。
『行きはトントン帰りは怖い((゜Д゜ll))』
の典型的な旅となり。





恐らくケーブルカーを使わない最後の下山者のあちき。まだ5時だというのに、
帰り道は真っ暗闇。ここを一時間半も降りてくの?
そこでぶつぶつと念仏がわりに詩を詠んでみる。

『Shadowy』

影よ 私の影
あなたは私に瓜ふたつ
はかなげに
延びては縮み
浮かんでは消え
人を惑わせる
けれどもそれは
私の真実ではない

私といえば
明瞭かつ
たくましい
一筋の灯

それに気づいた今
影は闇夜に溶け
金輪際
私を脅かすことはなかろ

バッグにすがる
鈴の音が
暗い旅路の友となり…

(下山中の高尾山にて)

かえりに手術を無事終えたChouChouちゃんに面会。8針以上縫って、
毛を刈られた『麻酔デ朦朧キャット』と、30分かそこらヒシッと抱き合い、
『明日も来るよ。』と約束。
退院はあさって。今日は稽古も休みましゅ。
断片
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シュシュの傷が、日に日にかさぶたになっていく。
傷をなおすには、時が一番の薬。
シーツには、傷が開いてしみ出した血の跡がいくつかついている。
しばらく、シャー!っと威嚇していた、もう一匹のロイたんも、
ゆっくりと距離を縮めて、またもとのように、背中をくっつけて寝るようにまでなった。
仲のよかったふたりが、いがみ合っているのは、本人たちよりも近くにいる人のほうが悲しく感じるのかもしれない。

わたしは、ときどき仲良しだった人と、バッサリ縁を切ってしまうところがある。
受け入れることが愛というけれど、どうしても受け入れられない一点がある。
『奴隷』みたいな精神性。
自分自身を犠牲にし、攻撃し、他人にこびへつらう。
そこを見た瞬間に、ダッシュで逃げなくちゃ!
という気分になる。(実際にダッシュで逃げることもある。)
わたしは何を怖れているのだろう。
そのクセ、どうしても目をそらすことができない。
ある種の潔癖症なところが、よくも悪くも現在の人間関係を形作っている。
近頃、とくにその潔癖症が極端になってきてるのかもしれない。
(きっと私のなかにもそれがあるから見たくないのかも。)


ロイたんが、ここ二三日、外に異様に出たがる。
今日、しぶしぶ外にだしてみて、その原因がわかった。
シュシュのケンカした相手の猫にリベンジしに行ったみたい。
怪我をさせたりはしなかったけれど、勇敢に追いかけ回していた。
ふだんは穏やかなロイたんも、『行く時は行くぜっ』ていう態度が超クール!

その刹那、どこかで、かさぶたの断片が剥がれ落ちる音がしたみたい。

『怪我の功名』ってことで。なんかいいことあるでしょ。


『自らを尊しと思わぬものは奴隷なり』
      〜夏目漱石(断片)〜